Satoshi Hirose/Eight

冒険を描き、体験を刻む。

伊豆大島で死にかけた話

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伊豆大島での自然体験やアウトドアアクティビティに興味がある方、特にシュノーケリングやハイキングを楽しみたい方。また、天候の急変に備えた準備や安全対策について知りたい方に役立つ情報を提供します。

目次

都内からわずか2時間の場所にある伊豆大島は、美しい自然と驚異的な火山地形が広がる島です。年間約30万人が訪れるこの島では、海洋アクティビティから火山トレッキングまで、さまざまなアウトドア体験が可能です。しかし、自然の美しさと同時に、その力強さに直面することもあります。この記事では、私が伊豆大島で体験した危機的な瞬間と、その中で学んだ教訓をお伝えします。

思い付きで訪れた伊豆大島

5月、外出自粛の影響でアウトドア活動に飢えていた私は、ふと伊豆大島に行こうと思い立ちました。年間約30万人が訪れるこの島は、特に東京都内からの観光客に人気のあるスポットです。シュノーケリングを楽しむには絶好の場所だという情報を得て、期待に胸を膨らませながら旅立ちました。

実際の伊豆大島|秋ノ浜ビーチスポット

伊豆大島に到着し、まず訪れたのは秋ノ浜ビーチ。
透明度の高い海水に囲まれたこのビーチは、シュノーケリングやダイビングのスポットとして有名です。毎年夏には数千人のダイバーが訪れ、豊かな海洋生物との出会いを楽しんでいます。

ウェットスーツ着ながら
余裕で水深8Mくらいまで泳ぐシュノーケリングの先生

また、ビーチ周辺には火山地形が作り出した独特の景観が広がっており、カメラ片手に写真を撮るのが止まりませんでした。

三原山山頂火口と裏砂漠の冒険

三原山山頂火口へのハイキングもこの旅のハイライトの一つでした。
三原山は標高758メートルの活火山で、1986年の大噴火では1万人以上が避難を余儀なくされたことで知られています​。その後、再び火山が静かになる中、訪れる観光客にとっては、まさに自然の力を感じるスポットとなっています。

三原山上空(空撮)

ちなみに今回の空撮はDJI Mavic Miniで撮影しています。
とても軽量かつ画質も良く、クールな映像も撮影可能、とくに初心者の方にお勧めのドローンです。

三原山 山頂火口

火山口周辺を散策し、裏砂漠に到達した時、自然がいかに予測不能であるかを痛感することになりました。

裏砂漠での危機的状況

裏砂漠は日本で唯一、砂漠と認定された場所で、広がる黒い火山岩が圧倒的なスケールで目の前に広がります。

ところが、突然天候が急変し、強烈な風と濃霧に包まれました。視界がほぼゼロとなり、冷たい風が肌を刺すように感じました。伊豆大島では、秋から冬にかけて風速20メートルを超える強風が吹き荒れることがあり​、私たちはその一瞬に身をさらされました。

その時のリアルな映像です。

https://x.com/nemuinemuine/status/1389102642106748928

危機への対処と教訓

この状況下で冷静さを保ちつつも、同行者と共に何とか駐車場まで戻ることができました。この体験を通じて、自然を甘く見てはいけないという教訓を得ました。伊豆大島を訪れる際には、必ず最新の天候情報を確認し、急な気候変化に対応できる装備を整えておくことが大切です。

無事に駐車場で戻ると、二人組の若い女性がこれからまさに裏砂漠へ行こうとしていたところだったので、声をかけ、何とか思い止まってもらいました。

裏砂漠

SONY α7 III

旅行者へのアドバイス

伊豆大島を訪れる際、特に裏砂漠や三原山のトレッキングを計画している方には、防風性能に優れたジャケットやGoPro等防水カメラの持参を強くお勧めします。裏砂漠や火山の独特な地形は、他の観光地では味わえない体験を提供してくれますが、その一方で危険も伴いますので、常に安全第一で行動しましょう。

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